ビルベリーの効果・効能を症状ごとに検証しました!
ブルーベリーの一種であるビルベリーは、我々の身体に様々な良い影響を与えてくれる栄養素です。
ブルーベリーに多く含まれる「アントシアニン」という天然色素が目の健康を維持・改善することはよく知られています。
網膜にある「ロドプシン」という物質が、光の刺激で分解・合成を繰り返すことによって、人間は物を見ることができます。
アントシアニンにはこのロドプシンの合成を助ける働きがあるのです。
これによって、目の疲労が回復したり、視力回復を促進することができます。
ビルベリーにはアントシアニンが通常のブルーベリーの2倍も多く含まれているのです。
十分に摂ることで、糖尿病が原因で目の毛細血管に障害が起き、視力の低下や失明が起こる「糖尿病性網膜症」
高血圧による血圧上昇で毛細血管が硬くなり、出血や網膜剥離が起こる「高血圧性網膜症」
加齢が原因で水晶体がにごり、視力低下や失明が起こる「白内障」
目の酷使によって一時的に近視の状態になる「仮性近視」といった、目に関係した様々な症状を改善することも可能になります。
アントシアニンには高血圧の予防や活性酵素の働きを抑える効果が期待できます
ビルベリーは血管の保護にも大変効果的です。
ビルベリーに含まれるアントシアニンには、高血圧を予防する効果もあります。
また、血液中の血小板が固まるのを防ぎ、毛細血管の弾力性を維持して血管を守ってくれるのです。
アントシアニンはポリフェノールの一種です。
抗酸化作用を持ち、体内にできた活性酸素の働きを抑制します。
活性酸素によって血管が酸化されると、血管の老化が進み、動脈硬化にもつながります。
ビルベリーをしっかり摂取することで、血管のトラブルがもとで起こる心筋梗塞や脳内出血も予防することができるのです。
その他にも、肝臓の機能を高める効果も期待できます。さらには、月経困難症という症状の改善も期待できます。
月経困難症とは、月経時に腹部下部の痛みや腰痛が起こる病気で、吐き気やめまい、頭痛が起こる場合もあります。
近年の臨床研究では、ビルベリーを月経時の3日前から1週間ほど摂り続けると、月経困難症の症状が、和らぐことが確かめられています。
月経時には「プロスタグランジンF2α」という物質が多量に分泌されます。
この物質が子宮筋を収縮させ、月経困難症の原因になっています。
ビルベリーにはこの物質の分泌を調整する働きがあると考えられています。
その他にもコラーゲンの強化、傷の回復を早める、筋肉をリラックスさせる、といった効果が期待できます。
ビルベリーは、1976年にイタリアで初めて医薬品として製造が承認されました。
その後もヨーロッパをはじめ、多くの国で医薬品とし利用されています。
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