「目の疲れ」と「眼精疲労」の違い
「眼精疲労」は現代人に起こる大きな悩みのひとつと言ってもいいかもしれません。
私の旦那はIT系ビジネスマンで仕事でもよくパソコンを使う人なのですが、家に帰ってくるなり「目が痛い」と言っていることもしばしばありました。でも本人はパソコンやスマホの見過ぎ、ブルーライトの影響といったものはあまり気にしていないらしく、「寝れば治る」とそのまま寝ていたのです。
するとしばらく経って肩こりや頭痛に悩まされるようになり、日常生活でもイライラしていることが多くなってしまっていました。そこまで経ってからやっと、目を酷使しているために症状が現れているのかもと旦那も私も気づいたのです。
ただ、旦那を悩ませた症状はただの「目の疲れ」ではありませんでした。医学的には「目の疲れ」は「眼疲労」として「眼精疲労」とは別のものとされています。
眼疲労と眼精疲労は目に負担がかかることによって起こることは同じですが、症状の程度には大きな差があります。一般的に眼疲労は一時的なもので、睡眠を取れば解消することがほとんどです。
しかし眼精疲労の場合、休んでも症状が改善されず、肩こりや頭痛といった症状が現れます。しかもこれらは眠っても取れないので、慢性的に悩まされることになってしまうのです。
眼疲労 | 一時的な目の疲れ | 休息を取ることで解消される |
---|---|---|
眼精疲労 | 肩こりや頭痛など身体への症状 | 慢性的に継続する |
理由のわからない頭痛の原因は眼精疲労かも?
実は頭痛は眼精疲労によって引き起こされる代表的な症状でもあります。
眼精疲労による症状は、目がかすむ、ぼやけるといったものから、充血、涙が出る、ドライアイなどもありますし、よく知られる肩こり、頭痛、めまい、吐き気も含まれます。このように、ひと口に眼精疲労といっても症状は非常に多岐にわたります。
同様に頭痛にも緊張型頭痛や片頭痛など様々な種類があるので、最近急に頭痛がひどくなってきたけれど、原因に心当たりがないという場合もあると思います。
そんなときに思い出して欲しいのが眼精疲労なのです。旦那もそうであったように、現代人は日常生活の中で自分で思っている以上に目を酷使していますから、知らず知らずのうちに眼精疲労になって頭痛を引き起こしている可能性もあります。
眼精疲労に効果的なのはビルベリー!
眼精疲労を改善するためには、ロドプシンという物質の働きをサポートすることが大切になってきます。
ロドプシンの働きが低下すると物が見えにくくなる、視界が曇るといった症状が出て目に負担をかけ、眼精疲労を悪化させてしまいます。そこでロドプシンの働きを助ける効果を持つアントシアニンが眼精疲労に効果的とされているのです。
アントシアニンはブルーベリーやビルベリーに多く含まれています。特にビルベリーはブルーベリーの2倍のアントシアニンが含まれているため、ビルベリーを日常的に摂取していくことで眼精疲労による頭痛の改善に効果が見込めます。
ただし、眼精疲労による症状は、白内障や緑内障などの目の病気によって引き起こされている場合もありますし、ビルベリーは医薬品ではないので、このような場合はビルベリーだけで完全に病気を治療することはできません。
使用してみても一向に改善が見込めない場合には病院で検査を受けることも目の健康のためには必要ですよ。